水虫の治療法
水虫の主な治療法は抗真菌薬の内服、外用となります。治療薬は一般店舗にもいろいろ市販されていますが、できれば皮膚科、内科を受診する方がよく、市販薬では効果がない症状の時は、特に専門医の治療を受けた方がいいでしょう。
水虫は自覚症状がないうちに進行することも多く、自覚症状があった時点では角質の奥深くまで白癬菌が浸透してしまっている状態になりがちです。更に、白癬菌は完全に殺菌しにくいので、自覚症状が無くなっても油断できず、皮膚が完全に新しいものに入れ替わるまでの約1ヶ月間は治療を継続した方がいいとされています。
特にかゆみなどの症状は、冬になって乾燥すると弱まるため、治ったと思って治療を止めてしまうと再発させてしまいます。
又、水虫は伝染しやすい病気だとされています。白癬菌自体の感染力は弱くて、白癬菌が長く皮膚に密着して多湿環境が維持されないと感染はしないのですが、垢として角質ごと落下した白癬菌は何日も生存しているのがクセモノです。
これがスリッパや足拭きマットなどから非感染者の足裏の皮膚に垢ごと付いて、伝染していくようです。従って日常での注意としては、「乾かす」、「清潔にする」、「毎日薬を塗る」、「治療を根気よくする」という４点がポイントとなります。