水虫の治療薬
水虫の治療薬は内服、外用の２種だと前述しましたが、内服薬は足の裏全体が厚くなって白い溝ができ、ひび割れを生じる場合もある角質増殖型や白癬菌が爪に入り込んだ爪水虫などに用いることが多くなっています。
これらの水虫は、白癬菌が潜んでいる場所まで塗り薬到達しないケースが多く、飲み薬で体の中から白癬菌を治療することになります。実際、水虫の患者の約半数は爪水虫を合併しているというデータもあって、爪が白く濁ったり、厚く変形している場合は爪水虫を疑う必要があり、専門医の診察を受けることをお勧めします。
最近は１日１回の服用で十分効果のある飲み薬も開発され、副作用も少なくなっているようです。
足の指がジュクジュクする趾間型や、足の裏が水ぶくれになってかゆくなる小水疱型では塗り薬が使われます。基本的にはカサカサには液剤やクリ－ム剤、ジュクジュクには軟膏を使用することになります。
内服薬同様に 最近では、１日１回塗るだけでも十分な効果がある薬もあります。特に効果的なのはお風呂あがりで、これは皮膚の角質層がふやけて薬が浸透しやすくなるからです。
塗る時は患部より広めに薬を塗るようにすることで、かゆみ等の自覚症状がなくなっても１ヶ月以上は根気強く薬を塗るようにして再発を防ぐようにしてください。